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「佐久間象山(上下) (中公文庫)」著者:松本 健一

NHKの知恵泉という番組で佐久間象山を特集しており、興味を持ち読んでみた。
手紙、回想録などいろいろな書物から、その時々で象山さんが何をしていたか書いた本。


松代藩の人。
吉田松陰の師匠。
幕末の時代、日本で一番の西洋知識を持つ。
勝海舟の妹の旦那さん。
政治家としての手腕は、勝海舟に劣る。
松陰亡き後、高杉が松陰の遺言を持って、松陰の師匠の象山を訪ねる。
松陰さんが弟子達に、自分亡き後、象山に教えを請え的な事を言っていたような感じか?

人斬り彦斎に斬られて、絶命。
暗殺された後、勝海舟に「国について、相談出来る人がいなくなった」と言わせた。
後年、勝海舟が「佐久間象山は大法螺吹き」と言ったらしいが、親愛からだと思う。


かなり早くから、今の日本では西洋に太刀打ちできないと痛感しており、
「西洋の技術を持って、西洋を制す」ため、西洋になめられない上での開国派主義。
日本国を思って行動していたので、暗殺されるとは思っていない。
長州藩と土佐藩が、松代藩に佐久間象山のレンタルを希望していた。


歴史の「もしも」を妄想するのが面白いところで、
象山が長州藩に、先生として行っていたら、歴史はどう変わっていたか。
または、土佐藩にレンタルされていたら。
アメリカと日本の会談で、象山がいたら。
などなど、いろいろと妄想が広がりやすい人物。


大教授みたいな印象で、自分が正しいと思ったことは、言い続ける。
上の偉い人達にとっては、悩みのタネ。
言ってることは、わかるけど、政治的に・・・ねっ的なのが通じなさそう。


もっと有名であっても良い人物なんだが!!

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