「人生のほんとう」著者:池田 晶子
お亡くなりになって、10年経つ。
昔から、池田さんのエッセイは、大好きだった。
もう、新刊本は読めないのだな~。残念です。
さて、この本は講演した内容がモトになっているそうです。
若い頃は、わかったつもりになっていたが、40代になって読むと、全然わかってなかった事がわかる。
若い頃は頭で覚えてた感じが、年を取ると腑に落ちるみたいな。
年を重ねる毎に、哲学のわかり方が違うと言うのも納得。
さて、内容は、
何の因果か、池田ナニガシさんをやってる自分とは何か?
他人の死には遭遇するが、自分の死に遭遇できない。
国家、社会、共同体は、物語でしかない。
などなど、池田節炸裂である。
本を読むと、目からウロコならぬ、心からウロコがぽろぽろ。
自分が頭良くなった気がする~。