「子ども力がいっぱい」著者:河合 隼雄、他
子供との対談では無く、有名な方々の子供時代や過去を振り返っての河合さんとの対談。
指揮者の佐渡さん、宇宙飛行士の毛利さんなどなど。
6人~8人兄弟姉妹が当たり前な「ザ・昭和」な子供時代な方々ばかりなので、
現代の核家族時代の方の対談は無い。
心に残ったのは、
指揮者の佐渡さんのお話。
とある学校でブラスバンド部の先生をやっておられて、
「お前らを優勝させる!」と先生と生徒一丸となってコンクールに挑む。
結果は、優勝できず、佐渡さんは審査員にカバンを投げる行動をされたそうだ。
先生として、優勝させられなかったのは悔しい。
しかし、
今、その演奏を聴くと、1本目の曲は鬼気迫る演奏だったが、2本目は拙い演奏だった。
リーダー的な生徒の方でも「先生に優勝を贈れなかった」と思っているようで、
お互いに顔を合わすのは気まずい。
生きてるうちに、和解できると良いな~と思う。