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「カウンセリングを考える(下)(創元こころ文庫)」著者:河合 隼雄

カウンセリング中の恋愛感情。
カウンセラー自信がそんなのになったら、自分自身で心を整理できるのは当たり前。
そんな華々しい事にはならず、深い転移が起こっている時は淡々とカウンセリングが進んでいく。


カウンセラーとは、
クライアントが深い海の中で溺れているのを、一緒になって同じ深度に行って、溺れてみせて、
クライアント自身が深いところへ行ったり、浅いところへ行ったり、それにも付いて行き、
最終的にはクライアント自身が海面へ上がっていく自力をつけるのを待つ感じ。


助言やアドバイスをすぐにしたがるのは、クライアントと同じ深度に潜れずに、
すぐにカウンセラー自身の心が海面に上がりたい、自分だけ助かりたい一心で、
クライアントの心は深海に残したまま。


カウンセラーでは無い人も、読んでいて面白いよ!

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