「トレーニングという仕事 水族館トレーナーの知恵と技」著者:志村 博
主にイルカのトレーニングの話。
初めは、イルカのトレーニングの教科書みたいになってしまったが、
フィクションの物語を入れて、読みやすくした。との事。
イルカのショーと言えば、見せ物と思っていたが、
見せ物では無く、生体に興味を持ってほしいための物らしい。
まあ、集客もあるかも。
話変わって、
イルカにジャンプを覚えさせる。
怒る、暴力などで言う事は聞かない。逃避行動をする。
また、やる気が無いと、どっかへ行ってしまう。
なので、やる気を維持しつつ、覚えさせる。
スモールステップでちょっとづつ行動をさせる。
1日で覚えるものもあれば、1年かかる事もある。
「ほめて伸ばす」の典型。
人間もイルカみたいなトレーニング方法の方が良いんじゃないかと思う。
この本を読むと、イルカショーも見る目が変わる。
それぞれの技について「よく出来るようになったな!」と感動してしまいそう。
色々と応用範囲が広い内容。