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「水平思考の世界」著者:エドワード・デボノ

昭和44年 第1刷発行。古っ!
勝間さんの「起きていることはすべて正しい」で紹介されていた本。


論理的な思考方法は「垂直思考」。
穴を深く深く掘り進める感じ。または、既にある論理の階段を降りる感じ。
となると、既にある方法に囚われて、新しい思考が出来なくなる。または、それに固執する。


「水平思考」は、一つの穴にこだわらず、色々な場所で穴を掘ってみる。一つの方法にこだわらない。


本を読んだけれど、イマイチ「水平思考」は会得できない。
「水平思考」を頭に入れて、日々試していくしかないのかね~。


本の始めの方に出てきた下記の問題が「水平思考」をよくあらわしている。
>問題
昔、ロンドンの商人が、金貸しから莫大な借金をしていた。
借金が返済できなければ、監獄に放り込まれる時代だった。
金貸しは、商人の美しい娘に目を付け、商人に賭けを持ちかける。


金貸し「私がこの空の財布に白い石と黒い石を入れる。
おまえの娘が、この財布から石を一つ取る。
黒い石を取れば、おまえの借金はチャラにし、娘を私の妻にもらう。
白い石を取れば、おまえの借金はチャラ、私は娘をもらわない。
娘が怖気づいて石を取らなければ、おまえを監獄へ突き出す。
娘が石を取れば、借金はチャラになるから、おまえに取っては良い取引だろう?」
商人はしぶしぶ承諾。
金貸しは商人の庭から石を二つ取るが、娘は見てしまった。
金貸しが黒い石二つを財布に入れるのを。
そして、商人は容赦なく、石を選べと娘に迫った。


こんな時、どうする? 考えてみてちょうだい。
(>水平思考 から後に答え例があります。高速でスクロールすると答えがみれちゃうヨ。)


1.娘が石を選ぶのを拒否する。
(→父監獄送り。)
2.財布の中をあけ、商人の悪事を暴く。
(→金貸しが「目が悪い」とかで言い逃れ、賭けが無かったことになるかも。)
3.石を選んで、父の借金をチャラにし、娘が犠牲になる。
で、上記は「垂直思考」。


>水平思考
「水平思考」の問題解決の例は、
娘が石を取る。すばやく取った石を庭の中に落とす。
娘がすかさず言う「私っておちょこちょいだわ。でも大丈夫、財布の中を見れば、私が取った石がわかります。」


これって、何か富樫さんの「ハンターハンター」や、おがきちさんの「ランドリオール」の解決を彷彿とさせる。
というわけで「水平思考」って、よくできたマンガや小説を読んでも身につくかも。

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