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「「科学にすがるな!」宇宙と死をめぐる特別授業」著者:佐藤 文隆、艸場 よしみ

艸場さんと佐藤先生の対話で進む。
推理小説のような、最後の章に犯人が全部の伏線を回収する自供をするみたいな不思議な気持ちになった。そして、なぜか感動してしまった。


艸場さんは、人間の死について宇宙を扱っている科学者に答えを求めた。
開始早々「死について宇宙に答えを求めるな!」と先生に言われる。
もう、先生の拒絶感! 科学について、一般人が抱くロマンをガンガン切り捨てていく。
ボクシングでいうと、艸場さんが殴られまくって、セコンドがタオル投げてるレベル。
「あれっ? これ終わっちゃうぞ!」と本を見ると、まだ80%ぐらいページが残ってる。
このまま、どうやって本を続けていくのか…まあ、しぶしぶ先生が付き合ってくれるのだが。


途中の先生の言葉にグッと来る。
「宇宙を支配する物理法則も、しょせんはこの宇宙という特殊な存在に関するものです。
これを真の普遍性だと思うのは、錯覚だね。
ぼくらは、しょせんは自分のサイズにあった範囲でジタバタしているんだ。
超越的な神からもたらされた必然ではなく、けなげにやってきてこうなった。
そしてぼくらはいま、二度とない時を過ごしているんだ。」


佐藤 文隆さんの他の本も読んでみようっと。

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