「六つの星星」著者:川上 未映子
川上さんの対談集。
心理学者の方と話している時、
川上さんのお母さんは、
無私、善意の方で、子供のために働きづめだったそうです。
そうなると、子供として、
「22歳でこんな贅沢して、母が22歳の時は、あんなに働いていたのに」
と思って、贅沢ができない。
母娘の間は、難しい。
昔読んだ心理学の本でも、娘を女のライバルとして母が見てしまって、
娘は自立が早いらしいとの事。
らしいけど、いやいや、100人いれば、100通りの母娘関係ですよ。
この本の時の川上さんは、
自分が子供、ましてや娘を持つなんて考えられない。
と言われていたが、
今は息子さんがいるようなので、
心境の変化があったのか、成り行きでそうなったのか、興味深い。
哲学者さんとの対談。
なんだか、本質というか、恐怖を感じた。
あとがきの文に感動して、涙が出そうになった。