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「寄る辺なき時代の希望」著者:田口 ランディ

うーむ。読んで良かったです。


「人は死ぬのになぜ生きる?」と読者からの感想から始まった旅である。
認知症、精神病、原発(東北の地震の前、東海村JCO臨界事故の話)、水俣病。
田口さんが、それぞれの近くに行ったり、当事者や被害を受けている方へ会いに行ったり、そこから感じた事を書いている。


いや何か、言葉で感想を書くと表面的になってしまう。
語れるものがあるのかというと、何だか語れない。
意識的な奥でウネウネしている感じ。
このまま忘れていくのか、魚の小骨が引っかかったようになるのか、わからない。
本を全部読むしかないです。ぜひ、気分が元気な時に読んで頂きたい。


印象に残った所は全部だけど、あえて何かを挙げるならば…


水俣病の被害者の方は、家族が水俣病だとテレビで流され、村から一斉にいじめにあう。
家の窓を開けていれば石が投げ込まれ、家の近くを通る人が息を止めて足早に通り過ぎる。
一方、現代、福島から引っ越したお子さんがいじめにあった。
日本は豊かになったと言っても、水俣病の時代から日本人の人間性は変わっていない。
と、こんな感想、誰でも彼でも思う事。


まずは自分を変えていきたい。

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