ミケハのブログ

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「「雑」の思想」著者:高橋 源一郎、辻 信一

面白かった! 主に二人の対談で進められる。途中、四人の対談もある。


世の中、効率、均質化などで切り捨てられた多くの雑の中に、生き方を面白くするものがある、と打ち出す。
無駄の中に宝がある。
親鸞、南方熊楠なども話に出てくる。


>心に残った事。
「町おこし」の一環で始められた村民が参加したカフェの話。
白い壁で観葉植物なんか置いたオシャレなカフェを思い描いたが、村民たちが勝手にヒサシをつけたり、壁に竹をつけたり、カオスなカフェになった。
しかし、村民たちの憩いの場になっているそうだ。


また、別の地域では、村民たちで雑木林を公園に作る取り組みもあり、
使い勝手が悪ければ、自分達で切り開いていく、というので盛り上がっているそうだ。


デザイナーがデザインして、カフェや公園を作るが、人が寄り付かない。
その場所を利用する人達が作る、変えられる方が活気があるのを見て、「デザイナーの仕事ってなんだろうな~?」とデザイナー自身思うそうだ。


>そうだったのか親鸞
親鸞さんと言えば、歎異抄。
息子が誤った教えを広めるので縁を切ったぐらいのイメージしかなかった。


文字も読めず、明日生きていけるかもわからない人々に「念仏だけ唱えれば成仏できる」というのは大変救いになった。
親鸞を批判するのは、文字も読める、明日も生きていける恵まれた僧侶たち。
ん~、親鸞、深いな~。


>てなところで、
大変興味深い内容でした。

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