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「心理学化する社会(河出文庫)」著者:斎藤 環

う~む、大変興味深く読みました。


アメリカで幼児期に虐待されたとして、親類を訴える事例が多い。
その後、訴えられた親類が、逆に「治療の過程で、虐待というニセの記憶を刷り込んでいる」として、治療者を訴える事例も多いそうだ。
幼児期の虐待が本当にしろ、嘘にしろ、治療するのが治療家である。


深い精神病者が少なくなったが、軽い精神的な問題を抱えている人が多くなった。


心理療法的な店が開かれると不思議とそれを利用する客が出てくる。なので、ナワバリ争いをしなくて済むそうだ。需要があるから、供給があるサイコビジネス。


心理的な仕事は、社会問題なのに、個人問題にすり替えられる恐れがある。
受験戦争というのが問題なのに、受験戦争のストレスを軽減する心理的問題にすり替わる。


スクールカウンセリングなど、結局、体制を管理する者に都合の良い人々を作ろうとしているのでは?


宮崎勤の精神鑑定は、鑑定した各人が各人で病名が異なる。
内科や外科のように確固たる病名がつけられるモノで無く、客観性が無い。
誰もが同じ結果を出せるのが科学なのに、科学じゃないじゃん。


>コメント
そうなのよ、社会学、経済学、心理学って、後出しじゃんけん感が強い。
学問として年数を経ているはずなのに、良い社会や、良い経済、良い人間を作れて無いじゃん。

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