ミケハのブログ

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「鋼鉄都市」著者:アイザック・アシモフ

SFのミステリー。
学生時代に読んだファウンデーションを読みたかったけど、図書館に無く。
アシモフさんのこっちの本を借りたわけだ。


日本での翻訳は40年前かもしれないけど、トータル約50年前ぐらいに出版された本。
まー、アシモフさんスンゲ―! 今も面白く読めます!


さて内容は(ネタバレしないぐらいで書く)、
地球人は、ドーム内に街を作って、そこに住んでいる。
ドームの外は普通に空気を吸えるが「ドームの外に出るなんて、考えられない!」と、そこまで地球人は萎縮している。宇宙へ飛び立つことも無い。


ロボットの技術は、人間の仕事を奪いそうなレベルぐらい。
(いや、宇宙人の技術なら、完全に仕事を奪うレベルぐらいを作れるんだけどね。)


で、
ドームの隣には、宇宙人がやってきて街を作っている。
この宇宙人は、過去に地球を飛び立って宇宙で進化した人類。なんで、元地球人。


そして、宇宙人の街で宇宙人が殺される事件が発生。地球人の中に犯人がいると疑われる。なので、地球人の刑事が事件を担当する。
ただし、宇宙人が創った人間そっくりなロボットを相棒にしなければならない。(お目付け役やね。)
まあ、地球人の刑事にしてみれば「ロボットは、俺たちの仕事を奪う憎い物」なので、抵抗やら差別意識やらがハンパない。
てな感じで、犯人捜しが始まるわけだ。


真相は「なーるほど!」と納得できる。
SF的なトンデモトリックは無いし、全て読者に提示されている内容で真相が語られる。


さて、この本で感じたのは「差別」って取っ払うのは難しいって事。


また、本の内容と関係無いけど、自分で差別しているのをわかっているなら良いけど、わかっていない差別意識って厄介なんだよな~ってのが思い出された。(わかっていても、厄介だけど)
他人から言われても自分に自覚が無いから(悪気が無くても)無意識でやってるから、なおさらタチが悪い。
そこら辺の解消方法って、何かないかな~。

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