ミケハのブログ

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「生きたことば、動くこころ 河合隼雄語録」著者:河合 隼雄、河合 俊雄

京都大学で、初めの生徒達のカウンセリングに対して?、河合隼雄さんがコメントした内容をまとめた本。
色々なコメントなので断片的です。
京都大学で代々生徒たちに受け継がれていたモノだそうで、なんか虎の巻みたいでイイです。
内容のコメントも、弟子の手品師へのネタのアドバイス集みたい。
「こころの処方箋」と似た内容もあり、エッセイの元ネタかしら。


河合俊雄さんが、はじめに書いていますが「勝負師」としての河合隼雄さんが出ていると。
(クライアントさんに失礼かもしれませんが)確かに将棋やマージャンなど対人相手のモノ全般にも、この本は参考になるのではないかと思う。


カウンセラーって、大変ですわ~。

「こころの処方箋 (新潮文庫)」著者:河合 隼雄

エッセイ。
カウンセリングの事例をまじえながら、家族や社会を話題にする。
第1話で、
心理臨床家をやっていると「会った瞬間心が分析、見透かされる」なんて思われるが、「心なんてわかるはずがない」という気持ちでカウンセリングしている。
「心がわかる」と思うと、途端に人の心が見えなくなってしまうのだろう。
なんだか、ソクラテスの「何にも知らない事を知ってます。」的な感じかな。


スラスラと読み易い。
フムフム、なーるほど、なんて読み進めて行くと、昔の自分が思い出されてきた。


その時は、とても憎い相手がいたのだが、その心を、ちょっと外から見ている感じ。
まだ、憎しみがくすぶっているが、でも、いつまでそれを引きずっているんだい?
結局、そういう風な思考が好きだからなのか、完了していないのか?
でも、憎んだことで、人生に彩り、というかスパイス的なモノが加わったのは確か。
結局、憎しみの心が好きなんかーい!


全然自分と関係無いような話がされているのだが、上記のように、一方で自己カウンセリングが行われているような不思議な気持ちになった。


他の本で言っていたが、「事例研究の報告を聞くことによって、自分の中で考えが深まる」って、こんな感じかもな~。
面白い!

「仏教が好き」著者:河合 隼雄、中沢 新一

河合さんの対談本で、たまに河合さんが質問者の役回りで「名前だけやーん」みたいな本がある。
この本も、中沢さんの仏教講座みたいな感じ。
最後の2割ぐらいのページで、やっと河合さんが対談者100%として登場する。


「仏教に期待している」というけれど、それが、今の仏教に対してなのか、昔の神仏習合の時の仏教か、鎌倉時代の変革された仏教なのか、うーん、読み解けませんでした。


河合さんが心理臨床家を長年してきて、日本人の無意識には「仏教があるらしい」。
よって、うわべだけの西洋主義を取り入れても、日本が変な事にはならなかったと推論。
それで、もう日本が曲がり角で大変なので、そろそろ日本製の新しい仏教か、仏教復活してくれませんか?ということらしい。


別に仏教で無くても良いのでは?と思うが、色々な新興宗教で問題があったので「仏教」とパッケージされていた方が日本人が受け入れやすいのかな~。
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そもそも、日本に「幸福」という言葉は無かったらしい。
「幸(さち)」
さ=境い目。
ち=霊的な力。
→境い目にある霊力を読み解いて恵みを頂く。
山幸、海幸、山や海の境い目の霊力を読み解いて、恵みを頂く。
「福」
福の神からの福。たくさんくれるけど、後が恐い。
⇒上記2つを合わせて「幸福」と造語して翻訳。外国語の本来の意味とは多少違うらしい。あと、字からすると、霊力だったり、神様だったり、見えない恵みなのね~。

「希望のしくみ」著者:アルボムッレ・スマナサーラ、養老 孟司

対談かと思ったら、第3者の編集者の人が司会というか、話を回しており、編集者の質問に、スマナサーラさんが答えて、プラスして、養老さんが気づいた事を話す。(その逆パターンも有り。)
なんだか、子供電話相談室で、質問に2人の大人が補足し合いながら答える感じ。


ここから断片。


日本の仏教は、祖師信仰で仏教(仏の教え)とは違う。
日本の仏教で注目さえている経典は、ブッダが直接説いたものではないので残念。
テーラワーダ仏教は、ブッダを信仰しているわけで無く「ブッダが説いたものを信じて実践する」。


日本人は、人生をパックツアーにしている。よって、本当に人生を生きていない、外国人から見ると「死んでいる」と同じらしい。


日本では、全てにおいて概要抽出というか、「丸める」ことによって、にっちもさっちもいかなくなっている。


養老さんの解剖をやり続けて行きついた先と、ヴィパッサナー瞑想で行きつく経過の地点は、どうやら同じところらしい。


スマナサーラさんが言う事は、もっともなのだが、言いようのない抵抗が自分にあるのは何ででしょうね?
「それは、本当にわかってないからですよ」と言われそう。

「小学生に授業」著者:河合 隼雄、梅原 猛、他

河合さんのキーワードで引っかかって、読んでみた。


小学生に授業。
NHKの「課外授業、ようこそ先輩」みたいなもんかな。


表紙を見ると、河合さんが「道徳」を受け持つ。
えー、あんなツマラナイ「道徳」を受け持つのん?!


いや、でも河合さんである、きっと一味違った授業になるのだろう、と期待して読む。


おー、期待を裏切らない! さすがの授業でした!
他の方々が、一方的に教える授業に対して、体を使った授業で、生徒さんたちも心に残り具合が違うのではないかと思う。


興味があれば、読んでみそ。