ミケハのブログ

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「クリスタル・エンライトンメント」著者:カトリーナ・ラファエル

訳すとクリスタルの啓発?、クリスタルの啓蒙?
クリスタルなどの石好きで、瞑想やヒーリングなんかも興味がある人向け。


色んな石の、どんな効果があるのか(スピ的な意味でね)、ヒーリング・瞑想での使い方などを解説している。
著者さんが石からチャネリングして聞き出したらしい。
結構、色んな石が紹介されているので、石屋に行くのが楽しみに。


なんて書いておきながら、私、全然「石」に興味が無かった。
だけど、なぜか5つぐらい石を持っていたりする。
この本を読んだ後、申し訳ない気持ちになり、
引き出しにしまって忘れ去られていた石達を、水道で流して洗い、その後、太陽光の下に。
そして、部屋の見える場所へ石を置いた。
とりあえず、瞑想に使ってみよう。

「自殺と魂(ユング心理学選書(4))」著者:ジェームス・ヒルマン

ちょっと期待と違っていたので、がっかり。
どれほど、自殺から魂へ迫っていくのかな~、と思ったけれど、
「臨床心理士(カウンセラー)がクライアントの自殺願望に対しての心構え」と言った感じ本。


やっぱり外国圏なのでキリスト教の比重が大きい。
用語の食い違いについて論じた章もあり、あんまり興味ないので読み飛ばし。


臨床心理士がクライアントに、肉体的な死を起こさせずに、象徴的な死をどのように共に乗り越えていくか?
ひとつに「秘密の同盟」という関係だそうだ。
秘密を共有している同士として「あなたが私をわかっているから自殺しない」と安全ネットを張る。
臨床心理士は、常にクライアントと共に居る。
片足を無意識に、片足を日常生活に。


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>象徴的な死
例えば成長、子供時代は親の言う事を聞いていれば良かったが、
自我の芽生えにより「親の言う事を聞く自分」を殺し、新たな自分を創造していく。


過去に囚われ、過去に執着、新しい自分にもならなければならない、
引き裂かれた自己、本当にせっぱ詰まって自分を殺すトコロまで行きついてしまう。


動物のように記憶している期間が短ければ、こんな問題は起きないのでは?と思った。
人間が記憶し過ぎてしまう結果、究極に突き詰めてしまうのかしらね~。
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>無意識からの呼び声、または、無意識からの招待状。
心の問題全般ってヤツは、無意識へアクセスするための入り口なのかもしれない。


周りからは「そんなの全然問題じゃないよ」と言われるかもしれないが、
そんな問題が、その人自身の個人的な無意識への招待状なのである。
(私個人が、かってに思ってるだけです。)

「ご冗談でしょう、ファインマンさん(下)(岩波現代文庫)」著者:R.P.ファインマン、大貫 昌子(訳)

さ~て、来週のファインマンさんは、
ファインマンです。
日本の旅館に泊まったら、同僚が裸で女中さんの前に出てしまいました。
彼女は普通に会釈すると、作業を済ませて部屋を出て行きました。
日本は近代化が進んでますね~。アメリカでは悲鳴があがります。
次回は、
・年長者会議は偉ぶった馬鹿共ばかり
・トップレスバーの擁護で法廷に立つ
・教科書選定で大噴火
の三本です。


いや、もう、安定の面白さ!
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ファインマンさんのお父さんが制服の洋服屋さんで、
制服を着ている人間と、制服を着ていない人間の違いがわかったそうだ。
中身は一緒(笑)
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理論物理学者のファインマンさんのやり方は、
イメージが頭の中にあり、そのイメージの動きと会っているかどうかで何かを判定しているそうだ。(直観らしい)
他人が計算しているのを見ている時、イメージの動きとちょっとでも違いがあれば「その計算は違う!」と断言。なんだけど、だいたい計算が間違っているそうだ。
スゴイね。

「なるほどの対話」著者:河合 隼雄、吉本 ばなな

以下の本の構成。
河合さんと吉本さんとの対談①、
吉本さんから河合さんへ手紙で質問で回答、
河合さんから吉本さんへ手紙で質問で回答、
河合さんと吉本さんとの対談②。


対談が2つも入って、質問回答もあり、面白かった。
感想なんてヤボヤボ(笑)


>心に残った覚え書き
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傷ついたままで戦うというか、これが必要なわけですよね、次のステップが。
「いかに折り合いをつけるか」という言い方をしてもいい。
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河合:能率よくするのが好きやったら、能率よく死ねと。うろうろ生きてないで。うろちょろするのが好きだから生きてるわけでしょ。だから、アメリカン・カルチャーが優位になったら、人類は滅亡するんじゃないかとおもいますよ。
吉本:時間がはやく進んじゃいますよね。人間の体のリズムと関係無く。
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吉本:日本的しがらみというのは何かの役に立っているんでしょうか。
河合:やっぱり能力のない人を支えている強力な武器でしょうね。
吉本:なるほど!
河合:日本は犯罪が少ないでしょ。安全ですよね。それも日本のしがらみのおかげだと思いますよ。
吉本:じゃあ、有効に機能している・・・。
河合:カルチャーというものは、すべてプラスとマイナスの両方を持ってますから。
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しがらみの方を不問にしながら、みんな頭でいいシステムを考えようとするでしょ。
頭で考えたいいシステムというのは、まず機能しない。それで「おかしい、おかしい」というようなことが、しょっちゅう起こっているんじゃないですか。それは政治だけじゃなくて教育もそうだし、みんなそうでしょう。
いまはみんな頭がよくなっているから、知的に、ある程度精選されたものにしようとすればするほど、実態から離れてしまう。そのとき、そこに向かって現実的なことを言うのは、ものすごい勇気がいりますよね。
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吉本さんが世間話が出来なかった話をする。


河合:世間話も一種の宗教ですよ。


ここから、
世間話が出来ない者をいじめるのは、異教徒だから、やっつけないといかんから。
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いま現代人は、みんな「社会」病にかかっているんです。なにも、社会の役になんてたたんでもええわけですよ。もっと傑作なのは、ただ外に出て働いているだけなのに社会に貢献していると思っている人がいる。貢献なんてしてないですよね、金もうけに行ってるだけでしょ。「そんなん、別に」とぼくは思ってます。
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今、うまくいっている人達は時代精神に合っているだけ。
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日本の社会は、個人のクリエイティビティを犠牲にしながら、みんなが安全に暮らしている社会
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河合:少数精鋭のグループは絶対ダメなんです。お互いのなかで疲れ果ててしまうから。精鋭でない人が混じっているから、だいたいうまいこと行くんですよ。会社経営などで「少数精鋭」というけれど、ぼくは「言うのはええけど、実際にしたら、あきまへんで」と言っています。
吉本:みんなの個性がぶつかり合ってたら、気の抜けるところがなくなっちゃう。
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吉本:「自分をたのみにする」というのは、言葉の響きのよさとは反対に、情けなーい、かっこ悪ーいことの方が多いと思う。
河合:内実はそうですよ、みんなから馬鹿にされたり。
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一般で使われている「自己実現」という言葉は「他己実現」。他人が素晴らしいと思うことをやってるだけ。
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「自分自身を知る」ということは、途方もないことでしょ。それをやりだすと、ものすごいノイローゼの症状がでてきたりする。
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臨床心理士の治療の場面で、
うまいこといったやつは、わけわからんのや。失敗したのは、全部わけがわかる。
失敗した事例は、論理的に説明可能なんですよ。
本当にうまくいった事例は、論理的に説明できないのではないかと思っているんです。
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技術に関して言える事があるとすると、技術は偶然にアクセスする最低限のもの。それがないと偶然にさえアクセスできない。
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「人間が人間を愛するのが最高だ」とかいうやつに限って、ほんまはあんまり愛してない。
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「相談料返して」。その人が「ほんとに、何が言いたいのか」
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自分がわからなくなったときというのは、まだ自分のなかに、「ぼくが治そう」という気が残ってるんですよ。「こうすれば」とか「ああすれば」とか「こうしてあげたら」とか、どこかに残っているんです。それを越えないといけないんです。
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ぼくだけの個人の力で闘って、治せるはずがない。ぼくは個人の力を、ほとんどあてにしてないから。
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「死にたい」という言葉でしか自分の「生きたい」を表現できませんでした。


その意をくめば「生きたいということが、どんなに困難で、どんなにたいへんで、やっぱり死んだ方がいいというぐらいのところなんだ。」ということになるのでしょうが、「死にたい」としか言いようがない。
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謙虚であるということと、自分を信じること。このふたつがシャーマンの条件。

「生きる勉強(サンガ新書)」著者:アルボムッレ・スマナサーラ、香山 リカ

精神科医とテーラワーダ仏教の長老との対談。
結構、すらすらと読めます。
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「テーラワーダ仏教は宗教では無く科学である」
「いくらでも疑ってください。それが真実だと実証されていますから。」
と長老は語る。
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イライラする”うつ病”もあるそうだ。
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どんな人でも「やっと生きている」、成功者だろうと、金持ちだろうと。
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科学者があるデータを見つけると、お祭り騒ぎをしているだけ。
そういえば、「ゲーム脳」を提唱した科学者や小保方さんって、メディアで騒がれ過ぎてツブされた感もあるわな。
もう少し研究を続けていれば「やっぱりダメだった」けど、研究者の仕事までは奪われなかったはず。
一人前の研究者になるまで、どれだけ努力と時間と金がかかっているか。
それを考えると、もったいないと思う。
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本文で「ムカッ」とするところもあるが、それは自分のエゴですな。
これが私の観念か!
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生きる勉強、結局のところ、人間としての「生きる智慧」が必要って事やね~。
「生きる智慧」は他の本を読みましょー?