「神との交信」著者:アラン・コーエン
他の本で、スピリチュアルの著者と言えばアラン・コーエンみたいな書かれ方をしていたので読んでみた。
(調べると、この本は本流では無かったようだ。)
でも、面白く読めました。
序盤は、男が、妻との関係は冷え切っている、息子にはトラウマから幼児虐待、そこへ美しい愛人が現れる、とアメリカ小説の典型みたいな進み。
中盤、サイエンスフィクションか? これがなぜスピリチュアルの棚に? 敵も古臭いな~。
終盤、泣けるー。 あー、これスピリチュアルの棚です。
やはり思うのは、あっちのキリスト教って、スゴイ呪い。(本から思っているだけです。)
教団は人々を支配しようと、キリストの本当の教えを削除してるって、よく言われる話やね。
★★ここからネタバレを含みます★★
敵側は、ヒットラーを復活させようとするのだが、復活させても、本当に脅威になりえるのかな?と思ってしまった。
現代に復活させても、その現在の思想、科学、空気、その他あらゆるモノがあるので、初めは重宝がっても、だんだんと「こいつ、時代遅れな事言ってんなー。考えが古すぎ!」ってなるのがオチの様な気がする。
信長、秀吉、家康などを復活させても、現代だと小さい企業の社長ぐらいなレベルなのでは?
それぐらい人間の意識の範囲が広がってるということで。
しかし、偉人達は天才だから、すぐに時代に合わせて行動できるようになるはずだ!なんてのもあるが、それほど期待できないような気もする。
どうなんでしょうね~。