ミケハのブログ

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「幻想神空海」著者:夢枕 獏

小説では無いです。
前半は、夢枕さんが小説を色々書くにあたり、どのようなアイデアがあって、どう話をふくらませるかみたいな雑記。
後半は、高野山のお坊さんと空海について対談。


小説家さんのアイデアノートの一旦が垣間見えたようで面白い。


後半の対談で心に残ったのが、
ブッダさんの「殺すなかれ」の話。これは自殺防止?らしい。


兄弟子が弟弟子達に対して、
「もうお前ら生きていても煩悩が無くなる事が無いから、所有物全部出して、俺に殺されろ」なんて事で、ある意味集団自殺(本の中ではこのように記載)があったらしい?
それで、ブッダさんが「殺すなかれ」と。


もし、私が弟弟子だったら
「この世に生きて死ぬまでで、自分の課題を達成するので安易に死ねません。
また、兄弟子さんに殺されたら、お互い業が残るので、やはり殺されません。」
なんて言うかな~。
でも、上下が厳しく兄弟子のいう事が絶対だったら、言う事を聞くかな~。
うーん。

ヘミシンクチャレンジ No.001 寒川神社&宮山神社

※これは個人の妄想の記録である。


ヘミシンク買ったから、何かに使いたい。かつ、この頃、サボり気味である。
なので、ウォークマンにヘミシンクを入れて、色んなトコロで使って感じてみよう!
というチャレンジ企画である。


さて1回目は
神奈川県高座郡寒川町宮山にある寒川神社である。相模国一宮ね。
寒川神社の横にある宮山神社もスゴイらしいので合わせてみてみる。


寒川神社で賽銭箱にお賽銭を入れた後、
さっそくF15を聞きながら、社殿を見てみた。


ムムム、大黒様があぐらをかいて座っているイメージが。
社殿のところがあぐら部分で、上半身は屋根の上に出ている。
そして、小づちと袋を背負っている。
えー、大黒様なーん。まあ、大黒様のイメージなので、大黒様では無いと思う。
豊穣、豊作の神様みたい。
イメージが続き、昔々、神社周辺が田んぼで、子供たちが田んぼを遊び回っている。
イメージが変わり、お米が奉納されて、次の年の豊作を祈っている人々。
うーん、お米か~。


話変わって、
「八方除けって、何ですか?」と聞いてみると、
黒い底から、黒い八角形が浮かび上がり、地の底から八匹の白いヘビが八方にニラミをきかせる。
白いヘビがニラミをきかせるのが、八方除けか~。なんて思う。


F15の音が続いているうちに、宮山神社へ。
こちらも賽銭箱にお賽銭を入れて集中。
何にもイメージが湧かないけれど、下から上にエネルギーが昇っていく感じ。


賽銭箱の前はスカッと何にも無いけれど、賽銭箱の斜め前(石段の横)とか、
社殿横とか石土台の近くにいると、エネルギーが天に昇っている。
(石の土台に上がるのは恐れ多いので上がってません。)


宮山神社の神様のイメージも入ってきて、指揮者のイメージ。地から天に昇るエネルギーの調整役って事かな?


てな感じでした。

「迷いと確信」著者:山折 哲雄、アルボムッレ・スマナサーラ

仏教についての対談。
最後までお二人の話が噛み合わず、読んでいて気持ち悪かった。


知識の大家、本物に破れる。
よく山折さんサイドが、本の出版をOKしたな~。


山折さんの知識が全て、スマナサーラさんに否定され、
「言葉に捕らわれています。」
「日本語の誤訳でそういう意味ではありません。」
「南伝と北伝では伝わり方が違います。」
「その経典は、中国で作られたのではないですか、知りません。」
とけちょんけちょんに。
それでも、山折さんが自分の知識に固執し続け、うんざり。


表紙と裏表紙の写真の距離が、2人のわかりあえない溝を示しているようだ。
本の中で山折さんの横顔のドアップ写真などが突然挿入され、意味不明でさらに気持ち悪い。


山折さんが「日本の仏教が良い」と言っているのは名僧が居た時代の事だと思うが、
そこらへんの前提を言わないので、スマナサーラさんに「(今の)日本の仏教ダメでしょ」とバッサリ。


山折さんを理解している人がフォローして、スマナサーラさんとの話会いに橋渡しというか、もしくは、話の交通整理をする人が居たら、もうちょっと山折さんの顔が立っていたと思われる。
いや、本当にこの本を読むと、山折さんの本は読まなくてもいいやって思っちゃうぐらいマイナス宣伝。残念でならない。
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2018/05/18
あれから、引っかかって考え続けている。
スマナサーラさんの仏教は、長年鍛え上げらえた刀みたいな感じかな。
山折さん側の(日本の)大乗仏教は、色々理論が広がり過ぎて霧か霞ぐらいな感じかな。


大乗仏教を批判する例えとして、「お互い沼にハマっているのに、どうして他人を沼から救えるのか?」というのが記憶にある。
しかし、どちらでも救われる人がいるから、信じ続けられているのだろう。

「寄る辺なき時代の希望」著者:田口 ランディ

うーむ。読んで良かったです。


「人は死ぬのになぜ生きる?」と読者からの感想から始まった旅である。
認知症、精神病、原発(東北の地震の前、東海村JCO臨界事故の話)、水俣病。
田口さんが、それぞれの近くに行ったり、当事者や被害を受けている方へ会いに行ったり、そこから感じた事を書いている。


いや何か、言葉で感想を書くと表面的になってしまう。
語れるものがあるのかというと、何だか語れない。
意識的な奥でウネウネしている感じ。
このまま忘れていくのか、魚の小骨が引っかかったようになるのか、わからない。
本を全部読むしかないです。ぜひ、気分が元気な時に読んで頂きたい。


印象に残った所は全部だけど、あえて何かを挙げるならば…


水俣病の被害者の方は、家族が水俣病だとテレビで流され、村から一斉にいじめにあう。
家の窓を開けていれば石が投げ込まれ、家の近くを通る人が息を止めて足早に通り過ぎる。
一方、現代、福島から引っ越したお子さんがいじめにあった。
日本は豊かになったと言っても、水俣病の時代から日本人の人間性は変わっていない。
と、こんな感想、誰でも彼でも思う事。


まずは自分を変えていきたい。

「NHK100分de名著ブックス 小泉八雲 日本の面影」著者:池田 雅之

小泉さんと言えば「怪談」!
ぼやっーとした記憶だと「日本が好きな外国人」ぐらい。


小泉八雲さん、結構、すごい人生を歩まれていた。
子供の頃、母親と別れる。
大人になってからは、叔母の遺産がだまし取られ、手に入れられず。
食堂を開店するも、資産を持ち逃げされて閉店。


新聞記者として雇われて、日本に。
一緒に日本に来た同じ会社の挿絵画家より給料が安いため、会社を辞めて日本を旅行。
神社お寺を観光して、日本好きに。
(テレビ東京の「Youは何しに日本へ」だね~。)


てな感じで、小泉さんの数々の苦い経験が、
「怪談」の作品の中に反映されて、物語が豊かになっているそうです。


そういう裏読みてきな、著者さんの人生が見ててくると、作品がぐっと面白くなるねぇ~。