F21
ここに意識を合わせると、路上にガヤガヤ人が集まっている感じ。
ガイドさんに、どこか連れて行ってと依頼。
太陽の塔みたいなモニュメントを見せられる。
その後、地球の中心に行き、パイプの端っこをつなぐ。
F21の路上に戻り、空から35と83のパイプを伸ばして、地球の中心へとつながるパイプにつなげる。
何か、上記をやってみたくなったので、やってみたが、さて、意味があるのかね~。
艸場さんと佐藤先生の対話で進む。
推理小説のような、最後の章に犯人が全部の伏線を回収する自供をするみたいな不思議な気持ちになった。そして、なぜか感動してしまった。
艸場さんは、人間の死について宇宙を扱っている科学者に答えを求めた。
開始早々「死について宇宙に答えを求めるな!」と先生に言われる。
もう、先生の拒絶感! 科学について、一般人が抱くロマンをガンガン切り捨てていく。
ボクシングでいうと、艸場さんが殴られまくって、セコンドがタオル投げてるレベル。
「あれっ? これ終わっちゃうぞ!」と本を見ると、まだ80%ぐらいページが残ってる。
このまま、どうやって本を続けていくのか…まあ、しぶしぶ先生が付き合ってくれるのだが。
途中の先生の言葉にグッと来る。
「宇宙を支配する物理法則も、しょせんはこの宇宙という特殊な存在に関するものです。
これを真の普遍性だと思うのは、錯覚だね。
ぼくらは、しょせんは自分のサイズにあった範囲でジタバタしているんだ。
超越的な神からもたらされた必然ではなく、けなげにやってきてこうなった。
そしてぼくらはいま、二度とない時を過ごしているんだ。」
佐藤 文隆さんの他の本も読んでみようっと。
F15
何にも見なくなってしまった。
このままの方法で良いのか?
物理学者など一般的な科学者といえば、研究室にずっとこもって研究したり、書斎で一生懸命に数式を書いていたり、散歩中もうわの空で研究に没頭したり、なんてのを想像するが、そんな虚像を壊してくれる本。
物理学者vs物理学者、物理学者vsアメリカ赤狩り、物理学者vsソ連独裁政治 などなど、色々なモノと対峙が面白い。
闘う、翻弄される、嫉妬するなどの姿を見せる物理学者達は、なんだか可笑しい。
人間心理もかいま見れて、なかなかお得な内容です。
子供向けと侮るなかれ、コンパクトでわかりやすい。
子供に向けての内容なので、何を記載し、何を記載しないか、著者の腕の見せ所。
武田信玄さんは、父、息子とそれぞれの生き方も影響しているので、父についても詳しく書いたとの事。
戦国時代の認識が刷新。
戦に負けただけで、部下が「この親分ダメだ~。」と思い、裏切ったり、他の領主へ鞍替えしたり、多々ある時代だったようだ。
信玄さんも、ヒヤヒヤしながら負け戦から帰ってきた。
また、兵士の大半は農民兵なので、あまり戦をし過ぎると、農作が出来ない。最悪、一揆が起きる。
「一揆って、農民が起こしてるから、兵士で簡単に抑えられるのでは?」と思い込んでいたが農民兵なので強い。
部下にも、農民達にも気を使い、戦国時代はストレスの多い時代だ。
信玄さんが死んだ時、「3年は、戦を控え、自国を豊かにせよ。」と遺言したのに、勝頼さんが戦ばかりやっていて、配下達が他の領主へ鞍替えして、武田家滅亡となったらしい。
信玄さんの言いつけを守っておけば、良かったのにな~。