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「縦糸横糸」著者:河合 隼雄

98年頃(?かな)のニュースになったような事件などに対して、河合さんが思ったことを書いたエッセイ。


扱われるのは、
中学生のナイフ事件、援助交際、汚職事件、アメリカの学校での銃乱射事件など。
ああ、そういえば、そんな事件もあったな~、と。


どれも解決できるような問題では無いため、読後は爽やかとは言えません。
しかし、河合さんだからこその考えなどが読めて面白い。


以下、心に残った事。
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「アメリカの学校での銃乱射事件での影のヒーロー」
アメリカの学校で銃乱射事件が起こり、そこでケアを行っていたスクールカウンセラーと河合さんが話をする機会があったそうだ。
学校に銃を持った犯人が、人を殺しまわっていた時、あまりのことで固まってしまった学生を押したり、手を引いたりして安全地帯に行かせ、鍵をかけたりして、学生を救った用務員さんがいたそうだ。


河合さんとしては、その用務員さんは、年配の方かと思ったら、「知恵遅れの青年」だったそうだ。
危機の時に、固まってしまう頭の良い学生と、ちゃんと危機回避する(しかも人助けまで出来る)青年。
教育としては、どうなのか?と疑問を投げかける。
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「政治家、官僚の汚職事件について」
河合さんが外国の方に言われた事から、検討が始まる。


外国の方が日本に来た時、財布を落としてしまった。しかも、高額が入っていた。
もちろん、諦めていたわけだが、交番に届けられており、中身もそのまま、手元に戻ってきた。
他の方も、高級カメラを置き忘れたが、無事戻ってきた。


そこから、外国の方が河合さんに質問する。
「日本人は倫理観がとてもあるが、政治家や官僚が汚職などで倫理観が無いのはどうしてか?」


河合さんが考える。
倫理観が無い者が一部いるとか、倫理観が無い者が政治家や官僚になるという訳で無い。
これは「役得」ではないだろうか、と。


これ、大いに納得した!
(個人の妄想です。)
バカにしている有権者に頭を下げまくり、金もバラまき、やっと一人前の政治家になれた。
「あの不遇だった時代を取り戻すぞ。これから黄金期だ」視察と称して無料で外国に行き、前任者もやっていた汚職も行い、これぞ「役得」である。
これじゃ、汚職や公費の使いまくり、無くなりませんわな~。
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さて、今も同じ様な、似たような事件が起きてて、どうすればいいのかね~。

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