ミケハのブログ

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2018年8月のブログ記事

  • 「神話の心理学」著者:河合 隼雄

    世界の神話にある父性の強い男神、殺し(子/父/母)、盗みなど、人間の深い部分にあるからこそ、神話という物語になっているという話。 神話の読み方は人それぞれにあるので、「私はこう読みました」という一例だそうですヨ。 父、母殺しは、象徴的に行われれば良いが、実際に行動になってしまうと問題となる。 そこ... 続きをみる

  • 「こころの声を聴く 河合隼雄対話集(新潮文庫)」著者:河合 隼雄

    河合さんが本を読んで、その著者の方々と対談する本。 多数の著者さんと対談してます。 初めに挙げられている本を読んでから、対談を読んだ方がハルカに楽しめる。 私は、ついつい対談が面白くて、著者さん達の本を読まずに対談を読んじまった。 それでも楽しめます。(で、次に読むリストが多大に増えたわけだ。) ... 続きをみる

  • 「物語を生きる」著者:河合 隼雄

    日本の古典の物語を紹介し、臨床心理にもとづいたちょっとした解説をした本。 ちょっと、難しかった。理解できていないところも多数。 扱っている物語は以下。 竹取物語、宇津保物語、落窪物語、平中物語、源氏物語、浜松中納言物語、我身にたどる姫君など。 この本の中で河合さんがドナルド・キーンさんの言葉を下記... 続きをみる

  • 「こころと脳の対話(新潮文庫)」著者:河合 隼雄、茂木 健一郎

    河合さんと茂木さんの対談。 というよりか、ちょいちょい茂木さんの公開カウンセリング、または、アイデア相談みたいな感じになって、そこらへんが面白い。 河合さんが一言返すと、茂木さんの中で感じる&思う所があり、「なるほど」「そういうことですね」「じゃあ、今度これしましょう」などなどアイデアが広がってい... 続きをみる

  • 「村上春樹、河合隼雄に会いにいく(新潮文庫)」著者:河合 隼雄、村上 春樹

    河合さんと村上さんの対談。 いやー、面白かった! ありきたりだけど。 芸術家は、何かをとらえているつもりは無いが、結果的に人の心をとらえる作品を書くので、売れているのだな~。 文化や時代の要請だったりする?! というのも、村上さんのところに読者から「なんで私の事が書いてあるのですか?」と手紙がよく... 続きをみる

  • 「テーラワーダと禅」著者:アルボムッレ・スマナサーラ、藤田 一照

    一照さんの”あとがき”にも書いてあるが、一照さんがスマナサーラさんにテーラワーダ仏教について質問が主な対談。 仏教の理解について、ボタンのかけ間違いを正していくような感じの対談。 仏教は「宗派を作った時点で、仏教では無い。」 色々な宗教の教祖さんは、実際、ソクラテスみたいな弟子たちに考える方法を教... 続きをみる

  • 「気がつけば動物学者三代」著者:今泉 忠明

    今泉さんの子供の頃から現在までの動物に関して体験したエピソードをまとめた本。 今泉さんの父、兄、息子が気がつけば動物学者。 父と兄の話はあるが、息子の話は最後にちょっとだけ。 「ざんねんないきもの事典」の監修。 漢字にルビがたくさんふってあるので、小学生(高学年ぐらいかな)も読めるようにしてあるよ... 続きをみる

  • 「明恵 夢を生きる(講談社+α文庫)」著者:河合 隼雄

    明恵さんというお坊さんが夢の記録を残していたので、そこから夢分析を行ったものを本にした。 明恵さんは、法然さん、親鸞さんと同じぐらいの時代の人。 本の内容は、ランクが2ランクぐらい高すぎた。 もうちょっと、夢分析の本とかを読んでからの方が良かったな。 4~5日ぐらいかかったが、読む途中で眠りの世界... 続きをみる

  • 「こころの子育て 誕生から思春期までの48章」著者:河合 隼雄

    子育てについての質問があり、河合さんが答える。 コギミ良く、質問と回答が進んでいく。 子育てで「物さえ与えておけば良い」という事は無く、心を込めて子供に接していないと、手痛いしっぺ返しがくる。家庭禅だそうです(笑) 本当に子育てって、自然相手。 植物と同じく、水をやり過ぎれば腐るし、やらなすぎれば... 続きをみる

  • 「昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社+α文庫)」著者:河合 隼雄

    今回は、つまらなかった。(上から目線かよ!) いや、心理学をやってる人達は面白いと思うけど、一般人はあんまり。 とりあげた昔話が「日本のモノで無く」「グリム童話、かつ、あんまり馴染みの無い話」でした。なので、身近に感じられず。 「この登場人物はグレートマザーを表している。」てなのは「木星はガスで出... 続きをみる

  • 「友だち幻想」著者:管野 仁&「タテマエ抜きの教育論」著者:木村 泰子、菊池 省三

    学生の人間関係構築について&学校の教育について。 日本の文部科学省、教育委員会、学校、教師、どれも狂っている。 生徒たちは上が狂っているから、煽りを受けて人間関係すらも大変になっている、としか思えない。 「学校から逃げてー!」としか言いようがない。 なんとか、学生時代を平穏無事にやり過ごしてほしい... 続きをみる

  • 「ほの暗い永久から出でて 生と死を巡る対話」著者:上橋 菜穂子、津田 篤太郎

    何て暗いタイトルなんだ! しかし、何でか惹かれるものがあり、読んでみた。 上橋さんって、あの「精霊の守り人」「獣の奏者」の著者さんなのかー、と著者略歴で知る(遅い)。 津田さんは、聖路加病院のお医者さんである。 お二人の往復書簡。 「なぜ、生きているのか?」という問いもあるが、 「なぜ、生きている... 続きをみる

  • 「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」著者:新井 紀子

    AIの研究により、人の頭の良さがわかった。 それは「基礎的読解力が高い」こと。 試験でも良い点が取れる。 難関の大学を通る人達は、基礎読解力が高い。 読解力とは、文章の意味を理解できる能力である。 本の中で基礎読解力の問題が出ていたが、間違いました。 文章があいまいじゃね?と思うのだが、ちゃんと回... 続きをみる

  • 「容疑者Xの献身」著者:東野 圭吾

    泣けた。 電車の中で読み終わったので、泣くのをごまかすのが難しかった。 最後の章は、家で読んだ方が良かったな~。感情は、しっかり消化した方が良いです。 ★★★以下、ネタバレ内容アリなので、本を読みたい人は読まないでね★★★ もっと色々あるけど、とりあえず、断片的思ったこと。 石神の純真さ、純粋なま... 続きをみる

  • 「羊をめぐる冒険(上)(下)」著者:村上 春樹

    河合隼雄さんのエッセイの中で、この本が紹介されていたので読んでみた。 青年の悩み的な章で「何の欲も無い、羊男みたいなものも出てくる」と。 羊男、防衛ゆえの無欲なのかしら? さてさて、 あー、「羊をめぐる冒険」が終わってしまった。 小説って、あんまり好きでは無い。 とても良い小説は「この世界が終わっ... 続きをみる

  • 「心理療法個人授業」著者:河合 隼雄、南 伸坊

    南さんの質問から河合さんが答えて、講義が行われた後、南さんがレポートとしてまとめる。 そのレポートに対して、河合さんがコメントする。 南さんのレポート、プラス、そのレポートに対しての河合さんのコメントが1セットでいくつかの講義を収録。 レポートに対して、「それは違いますよ。」と河合さんが指摘してい... 続きをみる

  • 「生きたことば、動くこころ 河合隼雄語録」著者:河合 隼雄、河合 俊雄

    京都大学で、初めの生徒達のカウンセリングに対して?、河合隼雄さんがコメントした内容をまとめた本。 色々なコメントなので断片的です。 京都大学で代々生徒たちに受け継がれていたモノだそうで、なんか虎の巻みたいでイイです。 内容のコメントも、弟子の手品師へのネタのアドバイス集みたい。 「こころの処方箋」... 続きをみる

  • 「こころの処方箋 (新潮文庫)」著者:河合 隼雄

    エッセイ。 カウンセリングの事例をまじえながら、家族や社会を話題にする。 第1話で、 心理臨床家をやっていると「会った瞬間心が分析、見透かされる」なんて思われるが、「心なんてわかるはずがない」という気持ちでカウンセリングしている。 「心がわかる」と思うと、途端に人の心が見えなくなってしまうのだろう... 続きをみる

  • 「仏教が好き」著者:河合 隼雄、中沢 新一

    河合さんの対談本で、たまに河合さんが質問者の役回りで「名前だけやーん」みたいな本がある。 この本も、中沢さんの仏教講座みたいな感じ。 最後の2割ぐらいのページで、やっと河合さんが対談者100%として登場する。 「仏教に期待している」というけれど、それが、今の仏教に対してなのか、昔の神仏習合の時の仏... 続きをみる

  • 「希望のしくみ」著者:アルボムッレ・スマナサーラ、養老 孟司

    対談かと思ったら、第3者の編集者の人が司会というか、話を回しており、編集者の質問に、スマナサーラさんが答えて、プラスして、養老さんが気づいた事を話す。(その逆パターンも有り。) なんだか、子供電話相談室で、質問に2人の大人が補足し合いながら答える感じ。 ここから断片。 日本の仏教は、祖師信仰で仏教... 続きをみる

  • 「小学生に授業」著者:河合 隼雄、梅原 猛、他

    河合さんのキーワードで引っかかって、読んでみた。 小学生に授業。 NHKの「課外授業、ようこそ先輩」みたいなもんかな。 表紙を見ると、河合さんが「道徳」を受け持つ。 えー、あんなツマラナイ「道徳」を受け持つのん?! いや、でも河合さんである、きっと一味違った授業になるのだろう、と期待して読む。 お... 続きをみる

  • 「考える方法:<中学生からの大学講義>2 (ちくまプリマー新書)」著者:多数

    色々な内容が詰まっているので、これを入門に、興味がある人の本を読むと良いかな。 その中でも「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問題。 本の中で、色々と理由を挙げて、それは理由にならないと反論。 なんと、言葉では回答でない事がわかった。げげーん! リンゴなど、物を指す言葉は、そこで止まるが、 「... 続きをみる

  • 「虫眼とアニ眼」著者:養老 孟司、宮崎 駿

    私にとっては、心にささる言葉がたくさん。 ・宮崎さん: (全てでは無いが) この頃の若者は、 おそろしく やさしくて 傷つきやすくて おそろしく 不器用で グズで いい子なのだ。 ↓下に湯ばあばの絵があり、 「そんなもん誰も雇わないよ!」(このセリフでは無いかもだけど、こんな感じのセリフ。) ・両... 続きをみる

  • 「こころと人生 (創元こころ文庫)」著者:河合 隼雄

    子供、青年、中年、老年と各テーマで講演されています。 一通りの人生で当たる問題の予習ができる?かな。 >子供 子供の問題は、子供の問題では無く、その夫婦の問題だったりする。 「家族で問題があるから、ちょっと問題行動を起こすか・・・」と思って問題を起こしてないんだけれども、問題の起こし方が神がかって... 続きをみる

  • 「ママにはなれないパパ」著者:鈴木 おさむ

    妻はお笑い芸人の大島 美幸さん。 その間に産まれた子供との育児奮闘記。 自分の息子が他の子と比べて出来ない事に落胆した時の話。 鈴木さんのお姉さんは、障害を持つ次男さんがいる。 ある日「15歳でやっと一人でうんちが出来るようになった」とお姉さんから感激のLINEが入る。 障害のために、他の人と比べ... 続きをみる

  • 「カウンセリングを考える(下)(創元こころ文庫)」著者:河合 隼雄

    カウンセリング中の恋愛感情。 カウンセラー自信がそんなのになったら、自分自身で心を整理できるのは当たり前。 そんな華々しい事にはならず、深い転移が起こっている時は淡々とカウンセリングが進んでいく。 カウンセラーとは、 クライアントが深い海の中で溺れているのを、一緒になって同じ深度に行って、溺れてみ... 続きをみる

  • 「カウンセリングを考える(上)(創元こころ文庫)」著者:河合 隼雄

    四天王寺で行われたカウンセリング講座をまとめた本。 一般人向けに講義されているので、読み易い。 20年以上前の講座であるが、今でも読みごたえアリです。 創元こころ文庫版では、巻末に岩宮 恵子さんの解説があり、 岩宮さんの体験と、現状のネット問題の紹介などもあり、お得?です。 「日本の悪いところと西... 続きをみる

  • 「哲おじさんと学くん」著者:永井 均

    「<仏教3.0>を哲学する」を読んでから、こちらを読んでみました。 仏教の理論が、抜け出していない事が説明されていて納得。 学くんと哲おじさんの対話で進めれる。 タイトルの割に扱っている内容が難しい。 哲学は、感情的、情緒的におちいらずに考えを進める。 宗教的課題を、科学的に考えいく作業。 想念を... 続きをみる