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「「農業を株式会社化する」という無理」著者:内田 樹、他多数

以前、農業が株式会社となり、運営されているみたいなニュースがあった。
その時、へぇ~、これで農業が盛り上がると良いけど、と思った。


で、この本を読んでみた。
何人かの方が、いかに農業が株式会社に向いてないかを書いている。
各人で同じような内容があり、重複を無くすと半分ページぐらいの本になりそう?


まあ、確かに農業は株式会社に向いてないわーと思う。


昔、「家事にならない家事」って、テレビで流行っていたけど、それと似ている例が出ていた。
(「家事にならない家事」とは、トイレットペーパーを変えるとか、ゴミ袋をセットするとかが、それに当たるらしい。)
農業も、山に入ったついでに手入れをするとか、水の分配を周りの農家と飲み会ついでに話すとか。


そういう、効率性、生産性、時給などの定規で測れない作業がいっぱいある。


他にも、例えば、夜に風が強くなったので、作物に防風ネットをかけたい!と緊急招集。
「もう時間外なんで、出れません」とか「時間外労働なんで賃金上がるんですよね」とか言う奴らがいると、もう文句言わない家族や親戚でやった方がいいわ!ってなるわな。


心に残ったのが、ワインだったか、ある国で外国から安いモノか輸入されているのに、地元産の方がスゴイ売れている。
日本の視察団が行って、地元の農家から「なぜ売れているかわかるか?」と視察団に質問。
色々回答したが当たらず。
正解は「俺たちがワインを作らないと、この国の自然が無くなるからだ」という答え。
その国の人達は、自然を守ることも含めて、地元産のワインを買っていたのだった。
これ、日本でも出来ないかな。


他、
内田樹さんと養老孟司さんの対談が表紙に出ているが、対談は後の方にちょっとしか出てこない。
対談も、なーんかシマリが無い。なんでかな?

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