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「赤を見る 感覚の進化と意識の存在理由 」著者:ニコラス・ハンフリー

進化心理学者?の著者さんが、「赤を見る」という行為から心について講義した本。


最後のちょっと前「もしかして、このままこれが結論になるのか?」と思ったら、それがそのまま結論になり、不思議好きのオジサンとしては「結論はツマラナイ!」と言いたい。
まあ、キリスト教圏は、こういう結論なのかな~。(←これは偏見ですけど。)
語りや展開は面白いデス。


で、
結論としては「思考をループさせる機能を進化させたのが人間」というもの。
(誤解釈だったら、スマン!)
例えば、赤を見る→赤を経験する→赤に対して、興奮したり、怒ったり、逆にヤスラギを思う人もいるかも。→で、更に何かを思う→・・・。
というように、赤を見るだけでも、思考をループさせられる。


何に使うかと言えば、寒ければ暖かいところへ移動するとか、外の現象に対して分析・予想・推理などして生き残る行動ができる。
だから、死んでしまえば(脳で思考をループしているので、ループさせられる機能が無くなり)それで終わり。
ファントムペイン、ミラーニューロンは進化で手に入れた機能だし、あの世の想いとか、幽霊が恐いとかは、思考をループさせて妄想している結果でしかない。
夢も希望も無いけれど、逆に未来の絶望、過去の後悔なんてのは、思考をループさせているからに他ならない。


いや、でもテーラワーダ仏教とかって、もう、ここら辺の考えの更に先に進んでなかったか?
ヴィパッサナー瞑想とか「思考をループさせない」瞑想だよね。


結局、希望も絶望も妄想だから、今ここで考える事しか出来ないって事かな~。


あれっ、心理やら精神世界の文化もループしてるんじゃない?!
今ここしかない→あの世、輪廻転生がある→いや、やっぱり今しかない→・・・。

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