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「猿之助、比叡山に千日回峰行者を訪ねる」著者:市川 猿之助、光永 圓道

客「変わった対談が読みたいのだが・・・」
ソムリエ「ちょうど良い本が入りました。歌舞伎役者と千日回峰行を行ったお坊さんとの対談です。」


いや~、よく企画が通って、お二人も対談を許諾したな~。
歌舞伎役者:市川猿之助さんと、千日回峰を行った阿闍梨:光永圓道さんとの対談です。
(この本、読むまでお二人を知らなかったんですけどね(笑))


市川さんの仏教知識がスゴイ。
役を演じるにあたり、かなり勉強をされているようで、もう仏教学者と言っても過言では無いぐらい。


前半、
市川さんからの仏教に対して鋭い質問、日本仏教の危機的な状況の質問、キワドイ質問などなど、「おー、それお坊さんに聞きますか!」とかなりワクワク。
なんだけど、光永さんの回答が平凡すぎて、肯定も否定もしない感じで残念。
うーん、これは本では伝わらないけど、存在がスゴイとかの見えないレベルの話で、本では伝わらないのかな~? 
これは紙面よりかは、DVDとかで出した方が良かったんでは?と深読みするほど。


中盤も、光永さんが子どもの頃、買ったCDはWinkだったとか、どうでも良い話。
何か、こんな平凡が続くならば、読むの辞めようかな~、なんて思ったり・・・。


しかし、後半、
ここで光永さんのエンジンがかかってきたのかスゴく面白くなってくる。
「思うことはタダ」と思考や考えは単なる思いにすぎず、実践しない事には意味が無い、とする。
どっかの国のことわざでも「知っていてもしないのは、知らないのと同じ」ってのがあった気がする。
なるほどなるほど、そういえば前半は、思考や考え的な質問ばかりだったから、肯定も否定もせず、だったのかな?


この本は、最後まで読み進めないと面白さがわからない本です。

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