2001年から2004年の読売新聞の読書面に連載されていた書評コラムを収めた本。
そして、米原万里さん、藤沢周平さんの本の紹介も載っている。

国際問題、社会問題、新選組、松本清張さんなど、本の紹介やエピソードは多岐にわたる。

何と言っても、面白い。
本を材料に井上さんが一品料理を次々に出してくれるようで、
「大将、もう一品！」「次の一品、お願い！」なんて読み始めたら、やめられない止まらない。

うーん、紹介する本に対して、愛情、尊敬、リスペクトなどがにじみ出ている。
こんなレビューを書きたい！や、レビューを書くなら、やっぱり自分がリスペクトした本を書くのがいいよな～、なんてしみじみと思う。
この本を読んで、また読みたい本リストがたくさんになってしまった。
恐るべし！