ミケハのブログ

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「「聞く力」文庫1 アガワ対談傑作選(文春文庫)」著者:阿川 佐和子

聞く力、というより、「アガワサワコ力」でないかい?
「あがわさわこか」では無く「あがわさわこ りょく」と読みます。
ええ↓、ええ↓、わたくしが勝手に作りました。


仕事としてインタビューを何十年もされているので、インタビューは職人技の域に達しております。


かくゆう、昔、私は心理カウンセラー養成講座に行ってました。
そこで教えていたのは、ロジャースの来談者中心療法のテクニックだけをすくい取ったモノ。
「あいづち」「オウム返し」「要約」


でも、結局はテクニックで無く、人間全体での勝負なんだよね~。
なので、阿川佐和子さんがすごいのは「アガワサワコ力」である!


さて、この本、
対談後に、阿川さん自身の振り返り一筆と「聞く力」からの抜粋だが、その対談での裏話なんてのも書いてあるので、なかなか読みごたえがある。
なるほど、こんな裏があったのね~とか、なかなか難しい対談相手だったんだな~とわかる。
巻末にも、担当の方々との対談もあり、ここでもまた裏話、苦労話が聞けます。
いやー興味深い。


結論として、
やっぱり、何事も実践で成功や失敗を重ねた方が良いって事やね~。
でも、その場が提供される事は、そうそう無いと思います。
そういう場がある人は、やはり、その仕事に呼ばれているんでないかい?!
だから、「仕事ができない」とかでなく「この場にいる時点で仕事に選ばれたのだ!」と変な自信を持つのも手だと思います。

「大人の学校 入学編(静山社文庫)」著者:多数

糸井重里さん、淀川長治さん、野田秀樹さん、川崎徹さん、荒俣宏さんの5人が、各独自に作った「○○学」を講義する。


いやー、それぞれ面白い。


糸井さん、コピーライターという職業柄、やはり言葉については、とても深く考えてらっしゃるのだな~と感嘆。


川崎さんの意味と無意味の話。
「今まで無意味だったものが、意味に取り込まれて認識されている」と提唱する。
無意味のモノは少なく思えるが、無意味は無限にあり、意味は「無意味を意味化する」ことで広がっている。
まあ、数式なんていうのも、数式の世界に限定されて意味を獲得しているわけだ。
現実で、みかんとリンゴを足しても2にはならない。
無意味を神やまだ見ぬ世界、意味を認識や概念に置き換えれば、そのまま神論だったり、世界論になったりしないか?と思いながら読んだ。


荒俣さんのボケ、バカ、パーの見方、なるほど!の切り口。


分厚いですが、ふむふむ、ほぅ~なんて読み進められた。

「診療室にきた赤ずきん 物語療法の世界(新潮文庫)」著者:大平 健

面白い!
精神科医の著者さんが出会ってきた患者さん達に、
「あなたの生き方は、この昔話の様ですね」なんていうと、「そうかもしれません」なんて返す。
そこから、その昔話が自分を映す鏡のように、客観的に自分が観察できて、生きるヒントになっていく。


もちろん、著者さんのカウンセリングと薬によって治るのが大半ではないかと思うが、昔話の効用というか物語の効用ってスゴイねぇ。
河合隼雄さんが言っていた事の実際の事例集みたいな感じ。


南辛坊さんの解説も面白く、自分の人生に合う昔話って何じゃろな?と探したくなる。
味わい深い本。

「荒俣宏・高橋克彦の岩手ふしぎ旅(実業之日本社文庫)」著者:荒俣 宏、高橋 克彦

アテルイ、奥州藤原氏、遠野物語などなど奥が深そうな地域。
個人所有のお宝幽霊画も発見し、面白い。


興味深いのは、
語り部さんが「何でばかさないんだ、この堕落キツネが!」とキツネを叱ったらしい。
他の本で書いてあったが、夜が明るくなり、WIFIなど電波が飛び交っているため、キツネやタヌキの神通力が無くなったそうだ。


これは逆に、人間側にも影響があって、超能力が使えなくなっているのでは?と考えさせられる。、


岩手、古代歴史学者みたいな方が研究すると、何か出てきそうやね~。

「狐の裁判」著者:内田 百閒(ひゃっけん)

茂木さんの本を読んだら、「内田百閒さんの本を色々読んでいた時、気持ちが前向きだった」と記載があり、ならば試してみねば!と読んでみた。


本のチョイスが悪かった!
本当は残酷なグリム童話的な、残酷な童話です。


今だったら、この物語には以下の注意書きがつきます。
「この物語には、暴力・グロテスクな表現が含まれます。
また、差別的な表現がありますが、原文当時のままとしております。」


本当に残酷で、グロテスクな表現あります。
動物達で表現されているから、まだ良いが、これ人間でやってたら大変やで~。
(うーむ、でも、中国の歴史に記録されている仕打ちもスゴイものがあるから、何とも。)


世界の昔話とかには、いくつか残酷な話があったような気がする。
これって、ある意味、現実世界の悪に対する「心のワクチン」的な意味もあるのでは?
日本は、なんで自粛して、つまらなくなったんだろうね~。


さて、この話は狐が「救われない程の悪い奴」です。
だけど、読み進めていくうち、狐の再三再四のピンチに対して、どのように切り抜けるのだろう?と興味が湧いてきます。
切り抜け方が「へぇ~、こうするのかい!」と感嘆してしまう。


ちょっと、他の本も読んでみよう。