ミケハのブログ

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「繋がる」著者:池川 明、上田 サトシ、七田 厚、白石 まるみ、弦本 將裕

出産から子育ぐらいの範囲で、各人が自己紹介と自分自身の活動や体験したものを文にした。
胎内記憶の話、自分の子育て体験の話、ヒーリングで治した話、個性心理学の紹介などなど、子供に関わる事を話しているが、方向性が各人バラバラで面白い。この、ごった煮感、好きです。


ただし、カタログ・パンフレット感がある。
というのも、だいたい、導入(自己紹介、活動の概要)、本文という流れとなるが、それぞれ導入だけで終っている。
まあ、詳しい情報を知りたいなら、著者さんの本を読むか、団体へ御連絡ください、という事かな。


>個性心理学
私は「10 母性豊かなコアラ」。
動物占いでもコアラなので、あれっ、その流れの方法なのかしらねぇ~。


>さて、私の思ったこと。
これからは、融合の時代らしい。
今まで競争・闘争の時代で生きてきた親と、融合の時代の子供では、生き方も価値観も異なるため、子育ては一段と大変になりそう。
だから、現在って子育てに関する色んな方法が出て来ているのかな~。
それとも、以前もさんざん子育て論なんて出て来ているので、珍しい事では無いのかな?

「日本人と武士道(ハルキ文庫)」著者:スティーヴン・ナッシュ、西部 邁(翻訳)

Amazonのレビューを見ると、著者と翻訳者が同一人物だと?!
自作自演なのか?
と言いつつ、薄い本なので、読んでみた。


過激な文言が続く。
・日本はペリーに強姦され、マッカーサーに去勢された。
・日本はアメリカのストーカー。
・日本は負け犬の精神ままでアメリカに近づくので、アメリカは追い払いたくなる。
・神風特攻隊は肉体を無にして攻撃して来たが、現代の日本人は精神を無にしてアメリカを攻撃しているのか?
・アメリカは表は個人主義、裏では集団主義。
・アメリカの訴訟大国、家庭の崩壊など、日本は本当に手本にしたいのか?


日本は伝統、歴史があるのに、自虐的にそれらを無かったモノにしている。
アメリカは歴史が無い国なので、歴史から生まれるモノが無い。
そんなアメリカを無批判的に受け入れて良いのか?


日本のこれからは、伝統や歴史を自分のモノとしないとな~と思った。


これは風の噂で聞いた話、敗戦したドイツがアメリカの思想を押し付けられた時、「たかだか100年の歴史の国が何を言ってるか!」とそれを突っぱねたそうだ。


他、ちょっと妄想の羽を広げると、日本は「衣食足りて礼節を知る」では無いが、敗戦したので「とりあえず経済復興、後で日本の精神を立て直す」と裏で考えていたのかな?
しかし、「日本の精神を立て直す」裏テーマは時間が経過するとともに忘れてしまい、衣食足りても礼節は忘れた、というか、そもそも礼節を知らない国民になってしまった、てな感じ。
いや、極まれば反転するので、あえて、このまま進んでいるのか。

「今日からしつけをやめてみた」著者:柴田 愛子(監修)、あらい ぴろよ(イラスト)

「やめたらいい子になっちゃった」と右下に。ホンマかいな?とイラストと共に興味をそそる表紙。


子供に対して、やってしまいそうな事が色々な事例で書いてある。
マンガ、プラス解説、となっているので読み易い。


しつけや教育は、他人の気持ちや論理がわかるようになってから、4歳、5歳ぐらい?
2歳、3歳は愛情をかける、「イヤイヤ」は気をそらせる。


子供は「小さな大人」では無い。
当たり前の事であるが、日常になるとこれが出来ない。って、私には妻も子供もいませんので想像の話。


1000本?の転ばぬ先の杖を渡しても、転ぶときは転ぶ。


「子育て」って、結局、自分のインナーチャイルドを癒す作業にもなるのかな~、なんて思いながら読んでいた。
逆に、自分のインナーチャイルドをやっぱり無視する人達も多いのだろう。せっかく機会が与えられているのに、もったいない。


そして、事例に出てくる子供たちのような大人って、いますわな~。
「あら~、愛が足りなかったのね~」って思う感じに。


うーん、私も事例に出てくるような教育をされていたかしら?と思い返してみても、思い出せず・・・。
結婚してなくても、子供が居なくても、読んで面白いですよ~。

「なぜノンフィクション作家はお化けが視えるのか」著者:工藤 美代子

「日々是怪談」を改題、加筆修正した本。
ちょっと読むつもりが引き込まれて最後まで読んでしまった。
霊的なモノが視えてしまう著者さんが、視てしまった、体験した、人から聞いた霊的な話など集めたエッセイ。


初めの話は軽かったが、読み進めるうちに重い霊的な話もアリ。
霊的な話の中に、人間の性的欲求や恋愛感情、人を恨むなど、様々な人間の本性が見える。


そうなのだよ、「人間とは何か?」「じゃあ、まっとうな生き方ってなんやろね~?」と怖い話を読みながらも、結局人間について考えさせられる。
一粒で2度おいしい。


生霊ということでは、私も人を殺したいほど憎んでいた時期があった。
その時、私も生霊を飛ばしまくっていたのかしら? いや、でもその人死なんかったし。
今では「そんなに憎む事も無かったな~」と思うが、いやいや、またそんな状態になったら懲りずに人を憎む? 客観的になっているから大丈夫?! こればっかりは、その時になってみないとわからない。

「人は変われる [大人のこころ]のターニングポイント(ちくま文庫)」著者:高橋 和己

そういえばこんな言葉を思い出す。
「変えられるモノは変えられる勇気を、変えられないモノは受け入れる勇気をお与えください」
ニュアンスは違うかもしれないが、おおむねこんな感じ。


精神科医として多くの患者さんの快方を診てきた著者さんが「人が変わるのは3つの事があるようだ」と示した本。
患者さんの事例もあり、興味深い。


さて人が変わる3つの事とは、
・自分を客観的に見る。
あたかも、「冷静な自分」が観客席に座って、渦中にいる自分の映画を見るような感じ。
そこには、後悔や反省などの感情は無い。
よく、スピ本でも言われる事だが、精神治療にも効くのだな。


・絶望する。
絶望して自分の運命を受け入れる。
そういえば、スピ本でサレンダー(降参)という本も出ていたな。


・純粋性を発揮する。
太陽の光、樹木の緑が美しいなど、感動・感謝する心。
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なんだかスピ本で出てくる要因ばかりやーん。だから、どうしたというのは無いけど。
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他、
本の中で一例であるのが「反省しなくなったアルコール依存者は治癒する」という言葉が述べられていた。
あれれ、反省とか後悔とかって、自分を振り返っているのでいいのでは?と思うが、この自己否定というか、自己憐憫がクセモノらしい。


アルコールをまじめにやめると宣言する。→やっぱり飲んじゃう。→とても後悔する。→初めに戻る。
というのを繰り返す。
そこで、アルコール依存症の方が、著者さんのカウンセリングを受け「もうアルコールを飲んじゃうのは運命なんだ」と受け入れると不思議に禁酒が出来てしまった。
ふっしぎ~。
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大人で変わりたい人は読むと参考になりますヨ。