ミケハのブログ

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「人生をあきらめないための18の方法 ティム・ガンのゴールデンルール」著者:ティム・ガン

ファッションコンサルタントのティム・ガンさんの本。
アメリカで、何か「ファッションデザイナーの卵」が服を決められた日にちで作る番組が当たって有名人になったらしい。


ファッションなんて、全然ワタスには関係無いな~。
アメリカのセレブのダメ人間のエピソードが紹介され、そこから教訓など出している。
当たり前の方法が並ぶが、やはり、当たり前が一番って事やね。


前半、中盤と、なんだか退屈してくるが、なんか謎がありそうなので読み進める。
後半でやっと謎がわかる。
ティムさん、実はゲイで、苦しくて大学生ぐらいの時に自殺未遂を起こす。
そして、今の成功も、かなり遅咲きだそうだ。
「人生をあきらめないため」のタイトルがここで効いてくる。
あきらめなかったから、本まで出してる!


私の心に残ったのは「嗅覚を研ぎ澄ませ!」
動物園のサル山に近づくと、初めは臭いが10分20分いると慣れてくる。
それでも、臭いものは臭い。
自分の考えやファッションも、サル山になっていないかい?というお話。
(他の人には臭いのに、自分では気づかない。おー恐!)

「乙女の読書道」著者:池澤 春菜

オトメのドクショドウだと!!
表紙の写真には、たくさんの本が詰まった本棚を背に、清楚な乙女が本を広げている。
オジサンに取っては、乙女成分ゼロなので、さて、どんな読書道かしら?
パラっとめくると「父と娘の対談」なんかもあって、これはスゴイと思って読んでみた。


うーん、「乙女」というより「翻訳ものSF好き」「超読書家」である。(別にけなしている訳では無い。)
タイトルで損をしているよな~、という話。
しかも、私の脳内検索が遅く「あー! あのレッツ&ゴーの声優の池澤さんか!」と後で気づく。


ここで、もしも、私がタイトルをつけるならば、
「春菜さんの読書狂騒曲」または、優しい言葉でなら「春菜さんの読書協奏曲」でも可。
もしくは「春菜さんは読書狂」など。


春菜さんって、名前が良い。春に菜って、イメージで目に鮮やか。
それをタイトルに使えば良いのに。もったいない。
余談だが、お父さんが夏樹さんなので、親子で春夏秋冬を揃えているのか?


祖父、父と物書き、祖母が詩人と、かなりの文筆一家。
文で表現したくとも、声優として表現されているので才能が活きている…かな。
このまま声優か、アニメの脚本家(自作自演で評判に(←妄想ですよ!))、小説家など、この先、春菜さんがどのような道に進むのか楽しみである。


やぅべ、本の内容は「これ、読んでみよ!」と思う本がかなりありました。

「「ない仕事」の作り方」著者:みうら じゅん

ゆるキャラ、とんまつり、般若心経を路上の看板などの写真でつなげる。
などなど、(知らないのもあるけれど)自分で仕掛けて世に広めた著者さんの手の内を明かした本。
内容は、男性向けかな。


自分で「自己洗脳」、自分で自分に火をつける。
気になるものは量を集め、熟成させ、いい具合になった所で提供する。
一人電通(一人で企画、一人でプレゼン、一人で運営)
自分に出来ないものは、人の手を借りる。
当事者に怒られても、自分の熱量が勝っていれば、時間が解決。
面白がってくれる人は、どこかに必ずいる。
接待上手になれ。
「○○ブーム」「○○プレイ」と言葉に付けて遊んでみる。


業界が違うから使えない手もあるけど、それでも参考になる方法は多数。

「人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか」著者:森 博嗣

抽象的に考えれば、良いんじゃないかい。という提案。
でも、抽象的に考えるなんて、教えられるものでは無い。と断言。


抽象的に対して、具体的に考える事の弊害が本の中で色々と語られている。
自殺というのも、ある一面では具体的に考え過ぎてしまった結果ではないだろうか?と。


原発の問題で、森さんは別に賛成しているわけでは無いが、
科学的な見地からの発言が「おまえは原発に賛成なのか!」と言われてしまうらしい。
これは、戦時中の日本と変わっていない「何々でなければ非国民だ!」。
ここら辺でも、抽象的に考えてほしいと思っている。


案外、日本人は瞬発的に考えさせられるように教育させられているのでは?と思う。
テストなど「この時間内で考えなさい」だし、
「このテスト、一日ゆっくり考えていいよ」なんてモノには、お目にかかった事が無い。


この瞬発的に考えさせられる利点は、テレビショッピングなどのモノを売るときにカモにしやすい。
「30分以内にお電話くだされば、得点がつきます。」なんて見ると、電話しなければ!と瞬発的に判断する。
商品が来てみれば「必要無かった」と思っている人がどれぐらいいることか。


てなわけで、別の側面の考え方を提案している本。

「ニジノ絵本屋さんの本」著者:いしい あや(文)、小林 柚季(絵)

1.5坪の絵本屋さんを軽い副業から、がっつり本業にし、絵本出版、絵本と音楽でパフォーマンスなど、新たな企画を生み出し続ける体験記。


本屋さんや、絵本作家さんの現状を知っていたり、変な知識があったりしたら、チャレンジに尻込みするかも?
「あまり知らない方が、うまくいく」「失敗と思ったら、別の方法を試す」
綱渡りをするとき、下を見るより、目的地を見た方が落ちない。


成功する人は、他人を巻き込む力がある。
短所は誰かに補ってもらい、長所で貢献できれば良い。
でも、世の中、短所をなおそうとして、長所を活かせてない場面が多くないかい。


本なので順調に成功した所を長く切り取っているが、やはり、それ相応の試行錯誤や苦労が山のようにあるようだ。
他の方が「いしいさん」についての紹介文で、
いつも会うと、いしいさんが「もう、ダメだ」という言葉から始まるが、切り替えが早く、やる気モードになっている。
と「早い切り替え」なんてのも大事なんだな。


この本を読むと、何も知らなくても、新しい事に走り出して、足りないところは補っていけば良いんじゃないかい。と元気をもらえる。