ミケハのブログ

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「大人になることのむずかしさ」著者:河合 隼雄

<子どもとファンタジー>コレクションⅤ
親や先生に向けて、心理臨床家がケースを交えながら「青年から大人になることのむずかしさ」をまとめた本。


青年が起こす血なまぐさい事件なども「大人になる儀式の失敗では無いか?」と推測する。
(一応、全部が全部そうでは無いと言ったうえで。)


社会的、身体的に大人になっても、精神的に大人になっていない日本人が多い。
・・・と言われて「あ~、あの初老の人々。」なんて想像してしまう。


大人って何でしょうね?
この本での一つ定義されているのが「孤独に耐えられ、かつ、必要な時に人と連帯できる」とある。


他、良く言われる流れとしては、高度成長期などの時は、
「とりあえず、家族を作って、子供を2、3人つくって、家庭を養って、生きる」
みたいな型があったが、今はお手本となる型が存在しない。
また、自分で好きに型を作ってイイのに、未だに何らかの型にはまろうとして「理想通りに出来ない」ともがいている人も多いのではないだろうか?


また、社会的に「大人」と定義されるルールが、素早く変化していく時代である、とも表現する。
社会Aでは充分に大人でも、次のトレンドの社会Bでは大人として機能できない。
社会C、D、E・・・と、どんどん変改していく、らしい。


問題の分析から問題提起。うーん。
「生きる」はアドリブ。

映画「未来のミライ」見てきました。

(以下は、予告でも予想できる範囲で導入まで)
くんちゃん、主人公、4歳の男の子。
妹のミライが産まれて家にやってきた。
親かくんちゃんにかまってくれなくなり、くんちゃんは赤ちゃん返りする。
妹のミライに対してギクシャクしたまま、中庭に出ると、不思議な光景が展開されていく。
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思い出されるのは、NHKのファミリーヒストリー!
男の子の成長物語なんだろうな~って思ったが、予想通り、ド直球ストレート勝負!・・・泣けます。


人生に悩んでる人、思春期(男性16歳以上、女性14歳以上)以上の人、
そんな人達に「お金オゴってあげるから、この映画観てきな!」とおススメできる映画。


連続して観ようとは思わないが、人生の節目節目で観たい。人生のその時その時で、感じる事は違うだろう。お年寄りも見れる家族に優しい映画。
で、大ヒットは無いかもだけど、ロングラン上映していれば、お客さんは一定数入り続けそうな不思議な映画となりそう。(ヒットしないと、途中で終わる館が多いかな~。)


>以下は断片的、ネタバレしない感じで感想。
初め、親の二人(星野さんと麻生さん)の声が録音スタジオが悪いのか、ちょっと反響していて気になった。
でも、話に引き込まれれば、(それとも録音スタジオ変わった?)気にならなくなった。


あのキャラクターの声、福山さんだったのか~、わからなかったわ~。カッコ良かった。


監督さん、アニメの声優さん使ってください! 命かけて声優の仕事やってるわけだし。


>まとめの感想
世界の危機を救うわけでも無く、家族の中で話が完結しているが、壮大なファンタジーが展開されております。
エピソードを追加して、テレビアニメで12話もので観せても、面白いと思う。
もしくは、これを俳優さんが出てくる生の舞台でも。


他、
子供はいないけど、次の世代に「カッコいい大人の姿」をみせたい。
いや「等身大の嘘偽りの無い姿でカッコいい!」みたいな生き様がいいかな。
てな感じで、すごく良い作品ですよ~。

「かみさまは小学5年生」著者:すみれ

なんかね~、手に取りづらかったのよ。
小学校の女の子の写真が表紙の本で、アラフォーのおじすんがねぇ~。
(昔「ママは小学5年生」ってアニメがあったな~。→ジェネレーション)


でも、読んでみました。
もう、初めの作文から涙。(→ちょろい読者過ぎ。)
良かったっすわ~。
すみれさんは、あの世の記憶を持ったまま、この世に転生されたそうです。
かみさまは小学5年生というより、「みんな神様だよ!」って話なんですけどね。


でも、この子、これから大丈夫かしら。
リングの元ネタの悲劇の超能力者の話もあるし、ちょっと保護しながら活動してほしい。
「あとがき」でお母様が心配されていたので、お母様と神様のダッグで何とか大丈夫かな。
(ふとブログを見たら、色々な人達が既にワラワラと群がってた・・・だっ、大丈夫かな?)


しかし、この子に聞けば宇宙の法則とかわかるので、スピリチュアル的なモノが全てわかるんでないかい。
過去の歴史についても答えてくれるかも?(守秘義務で答えられないかも?)


で、何か聞きたい事があるか?と言うと・・・
今のトコロ、無い!
えっ!
いや、何か、今の玉石混交の情報の方が面白くない?
霊能者によって言ってる事が違っても、どれが本物かしら?って思ってる方が面白いし、
間違ったら、間違ったで、ガセネタつかまされた~って話のネタになるし。
はははっ。


他、
苦しい思いをするのは、苦しい思いは座布団のようで、その下の「本当にしたい事」を思いだすため。
もしも、毎日楽しいと「本当にしたい事」をやらないから。
(まあ、他のスピ本でも書いてあるけど~)どうやらラクして儲けられないのは確定らしい。ガックリ。


この後に、すみれさんの本が出るなら、楽しみ!


以下、この方のブログです。(ことたま、泣けました!)
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すみれ&ゆきの魂が丸ごと満たされるかみさまのおはなし
https://ameblo.jp/999marira999/
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2018/07/21 追加空想
すみれさんは、神様世界で第2位ぐらいの地位から、日本へ転生。
って、今流行りの異世界からやってきたチート主人公ですかい!


この話を聞いて、日本大丈夫か?と思った。
例えば、営業成績が振るわない店にエリート営業マンを入れて、テコ入れする。
日本は、精神世界的に営業成績が振るわないので、超エリートを派遣された的な。
やばない?!


と、そんな空想で遊んでいました。まあ、気にしなくていいのよ。

「浄心への道順」著者:アルボムッレ・スマナサーラ、名越 康文

変なタイトルつけちゃったね~。
(もうちょっとライトなタイトルなら、他の人も取り易いのに)
本の中での意味不明な各人の顔のドアップ写真、やめてほしい。
(スマナサーラさんと山川さんの対談でもそうだったな~。)
・・・と出版社はサンガ。
(それがおまえらのやり方か~!)


「はじめに」で名越さんが書いているが、
精神科医としての対談では無く、瞑想実践者としてスマナサーラさんに御教授頂いた感じの内容。
なので、精神科医と仏教者の対談という訳では無い。
(ほんのちょろっと、精神科医の話があるけど。)


上記、いろいろ批判的だが、内容は良いです。
なぜ、瞑想するのか、瞑想すると良い事などわかります。


今回、目からウロコだったのは「生老病死」
日本人が書いたモノだと「生」は、「老病死」が始まるので、それで苦だと解説されていた。
ふーんって感じ。


スマナサーラさんだと「生」も病気だそうだ。
「生」の病気とは、全て移り変わっているのに、そこに余計な感情をつけて苦しんでる。
楽しいが終われば、楽しいを待ち望む苦。
苦しいがあれば、また苦しみたくないという苦。
すべて無常なので、感情をつけて苦しまなくて良い。


「生」も病気、「老」も病気、「病」も病気、「死」も病気。
「生」も病気なら死んだ方がいいじゃん、なんて思うかもしれないが、
「死」も病気なので、病気に病気を重ねなくても~というところか?


生きていると理想があるかもしれないが、
「全て無常」で、浜辺の砂城みたいな確実なものでは無い。
理想すらも、脳の幻覚。


落ち込んでいる時に、この理論は救いだな。


他、体の細胞たちも自分の仕事を行い、他の細胞たちと仲良くやっている、現実でもそれで行こう。という話があった。
げげ、
インターネット内で楽しくやるだけでは「現実」という巨人がやってきて(アニメ「進撃の巨人」)、やっぱり、仲良く世界を良くしよう(アニメ「はたらく細胞」)。
なにげに、放送してヒットするアニメと現実がリンクして、アニメから現在が読み解けるとか、あるかもね?

「スサノオと行く瀬織津姫、謎解きの旅」著者:荒川 祐二

この方の本は初めてでした。
瀬織津姫とタイトルながら、表紙は”ぼやけた男性”の絵、裏表紙はアニメ絵。
どんな本やねん!


読んだ後、面白い、感動した!
歴史ミステリー、旅行ミステリー、探偵もののゲームを読んでるみたい。
その場所へ行って、聞き込みとかね。


持統天皇の時代を知りたくなった。
神様が封印なんてされるタマでは無く(失礼)、人間に付き合ってあげているのかしら。


その人の認識内でしか、神様は答えてくれない。
こんな話を思い出した。とある侍と坊主の話。
侍「地獄とは、どのようなところですか?」
坊主「この腰抜け侍め、地元に置いてきた奥方は、夜中に誰と寝ているかね?」
侍「何だと! このクソ坊主、たたっ切るぞ!」
坊主「ほら、地獄の門が開きましたぞ!」
それぞれの個人の認識で、世界に極楽の門が開けば、かたや、地獄の門が開く。


人間たちが自分の国を作るために、そこにいる神様の名前を別の神様にしたりして、国を治めたりしている。
人間たちの身勝手ながら、神様としては優しく見守っているのかな。
なんだか、フトコロやら情けやらが深いので、泣けてくる。
また、人間側は、とても昔の事なのに、死んでも悔やみ続けているのは、なんだかカワイそうである。
(この本での話ね。)


読んだ後、
もうアメリカだろうと、ロシアだろうと、地球の環境問題だろうと、まるっと包み込んで、あいまいな日本的平和解決に持っていけないものかな~、と規模がデカいが丸投げ的な、そんな気持ちなった。