ミケハのブログ

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「まんがでわかる LIFE SHIFT」著者:星井 博文

原本は読んでませんヨ~。
何でもマンガになるので、ありがたい世になったな~。
中学生や高校生の方々も読めますので、読んでおいても損は無い。


「人間50年~、後の心にくらぶれば~、昔は物を思わざりけり~」
(↑中盤から百人一首が入ってるから!)


人生が50年なんて遠い昔、80歳、そして100歳の時代。
100歳ぐらいで人生設計を考えましょう。と提案。
また、いつでも転職できるように、人間として残るものを作っておきなはれや!とも言っている。


まあ、
長い間、社会人やってれば気づきますがな~。
銀行も証券会社も大手会社も潰れるので「定年までこの会社で」なんてのは難しい。
特にIT会社なんて、定年を迎えられる人なんていないんじゃないかい。


「自己責任」というと言葉が重いが、「自分が好きなように選択して、チャレンジ!」と言い変える。


しかし、転職すると給料が下がるのは、今後改善されて行くかね~。
そこらへんが改善されないとライフシフトなんて、やはり「外国の考えは、とりあえずありがたがる日本人」の一過性のブームで終ってしまう。


マンガが出るくらいだから、ライフシフトが熱いうちにお金を儲けようってのはわかる。
て事は、そろそろ「ライフシフト」ブーム終了?!

「あなたの脳のはなし」著者:デイヴィッド・イーグルマン

著者さんが監修・出演した脳に関するテレビ番組から、本になったもの?
外国の茂木さんみたいな感じかね。


科学解説エッセイみたいで、読み易いです。
実験イラストなども多数。
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「無差別殺人犯の脳」
銀行で働いており、イーグルスカウト(ボーイスカウトの上位版?)に所属、奥さんもいた男。
何かに悩まされており、ある日、ビルの屋上で下に向けて銃を乱射し、何名かに死傷を与えた後、自殺した。
遺書に「解剖してくれ」とあったので、解剖したところ、脳に腫瘍ができていた。

異変を感じたら、病院に行ってよ~。
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「チャウシェスクの子供たち」
子供多産政策で、子供があふれてしまった国。
親が面倒をみれないため、国の施設で育てられた子供達。
スキンシップが無く、泣いても無視され、食事、入浴、睡眠が機械的に行われた。
結果、普通の頭脳を100とすると、70ぐらいの子供達に。

子供のうちならば、回復可能。
幼いうちは、スキンシップが大切。
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「猫の実験(残酷です)」
1.普通に歩かせた猫。
2.カゴに入れて頭だけ出して、歩かせずにカゴを移動(空中移動)で景色を見させた猫。

1の猫は正常に見る機能が発達したが、2の猫は見る機能が発達しなかった。


養老さんも本で書いているが、子供のうちは、自然などに入って体で経験するのが、脳を発達させるのに良いようだ。
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「修道女さんの脳」
修道女さん20人の許可を得て、亡くなった後に脳を確認。
アルツハイマーの症状がある脳もあったが、生前、そんな事がなかった。
修道女さんは、日常忙しく、社会的な責任もあるため、それが脳をボケさせなかったのでは?と推測されるそうだ。
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「40年後に目が見えるようになった男」
40年後に目が見えるようになった男の話。
見えるのだが、見える情報に対して優先順位が付けられない。
車に乗ると、標識が車に当たるように見えてしまうそうだ。
影が、影なのか黒い色なのかわからない。
見るというのは、脳に高度な事をさせているようだ。
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他にも色々なエピソードがあり、へぇーの連発。
残酷な実験も紹介されており、恐いわー。

「きらいになれない害虫図鑑」著者:有吉 立

ゴキブリの殺虫剤、効くかどうかの試験。
そこらへんの家庭で試験するわけにもいかないし、数もいるだろうから飼育している場所があるのだろうな~。
てな感じで、やっぱり飼育している研究所がありました!
そんな研究所の舞台裏を覗けるのが、この本でございます。


1ページに害虫のイラスト、2~3ページで説明と飼育や体験エピソード。写真は無いよ~。
で、数十種類の害虫が紹介されております。
そして、たまのコラムで研究所の話や、「虫の発注がギリギリなので、もうちょっと早く発注してほしい」とか仕事あるあるが書いてあります。


フタの閉め忘れで部屋が虫でたくさんになったり、餌の違いにより発達スピードが違う事を発見したり、害虫についてわからない事が多かったり、興味深いです。


こんな仕事もあるんだな~と見聞を広められますヨ~。

「奇跡を起こす 見えないものを見る力」著者:木村 秋則

腐らないリンゴ、自然農法で作ったリンゴで有名な木村さんの半生を書いた本。


タイトル、合ってません!
自然農法でリンゴが実らなかった苦しく貧しい10年間、自殺を考えて入った岩木山で見たどんぐりの木、これらがあって奇跡が起きた。
「見えないものが見る力」があれば、奇跡が起きるわけでは断じて無いンじゃーい!


そして、龍や宇宙人の話が出てきますが、木村さんのリンゴ自然農法の確立に全然役にたって無い!
龍や宇宙人の話が無くても良いぐらいです。


しかし、前に読んだ木村さんの本って龍と宇宙人が出て来てなかった気がする。
となると、言いたい事が言えるようになった本なのかな~と思うと、これはこれで良いか(何様じゃい!)


他、
本の中で、ある国の旅行パンフレットに「日本の野菜は農薬だらけなので、食べないように」と書いてあるそうだ。
その国で野菜食べてる人達はどうするんじゃい!
そろそろ、形が良いとか、値段が安いとかで売るのやめませんか?

「医者が癌にかかったとき」著者:竹中 文良

著者さんは外科医で、癌になり、癌を切除し治った方。
御自身の話はそこそこ、癌で亡くなった医者達の外科医として関わったエピソード、内戦後のボランティアで医師として行ったエピソード、一般の方々のエピソードなど、多数のエピソードが収められている。


泣けます。


当時は、患者に癌の告知がタブーだった時代。
うすうす自分が癌だと気づいていても、見舞いの人達へは「~~炎だ」と気丈にふるまい、逝った医師。
その病院の医者であるため、自分の診断を盗み見して癌だと知り「おまえ、だましたな!」と著者さんに迫った医師。


本当に死ぬかもしれない病気にかかった時、素のところが出て来て考えさせられる。
自分はどのような行動を取るだろうか?


他、
内戦後の行った国で「生きる手術よりも、死を選んだ青年」、貧しい家族の負担になるより、自然に返る道を選んだ。
延命治療、家で看取るエピソードなどなど。


自分が、家族が、そのような状態に置かれた時、どのような選択が良いのか?
正しい答えは無いし、苦悩して決断しても後悔されている御家族が多い。


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以下、関連してマンガでの癌闘病エッセイもおススメしたい!
「元気になるシカ! アラフォーひとり暮らし、告知されました」著者:藤河 るり
「元気になるシカ!2 ひとり暮らし闘病中、仕事復帰しました」著者:藤河 るり